発電量低下の原因、電圧上昇抑制について
こんにちは。
草刈り男です。
いきなりですが、電圧上昇抑制をご存知でしょうか?
私は太陽光発電所を稼働するまで全く知りませんでした。
九州電力で話題のよく晴れた日に電力会社から出力を制御される出力抑制とは別の出力抑制対象外の中部電力や東京電力でも発生しうる抑制です。
電圧上昇抑制とは
電気の使用先である家庭等の電化製品に規定以上の電圧が掛かると故障してしまうことがあるため、それを防ぐためにある一定以上の電圧が掛かるとそれ以上電圧が掛からないように自動的に発電量を抑制する事です。
発生しやすい環境
このような地域で発電所を運営するのはどう思いますか?
私は、発電所が密集している=発電量が期待出来ると思っていました。
実際、このような場所は日当たりが良く発電が期待出来る場所も多々あると思います。
しかし、発電所が密集している=晴れた日に一気に電圧が上がる=電圧上昇抑制が発生しやすいんです。
購入前で検討中の方なら避けた方が良い地域です。
このような地域はどうでしょうか?
太陽光はそれほど密集していませんが、工場が多い工業地域です。
一見、関係無さそうですが、工場は電気の使用量が多いためそれに合わせて電圧が設定されています。
しかし、土日に工場が休みに入ると一気電気の使用量が減り電圧上昇抑制が発生してしまいます。
こちらも購入前なら避けた方が良いです。
確認方法
遠隔監視装置を導入されているなら発電グラフを確認し一日中晴れた日にグラフが波うっていたら電圧上昇抑制が発生している可能性が高いです。
遠隔監視を導入していないなら現地でパワコンを確認して抑制ランプや抑制表示がされているか確認します。
私に除草作業年間管理依頼していただければ、除草作業中に抑制掛かってないか確認することも可能です。
対策
購入前ならケーブルの取り回しを工夫したりケーブルの太さを太くする等で予防することは出来ますが、購入後に気づいた場合は費用の関係で中々難しいです。
私は購入後に抑制発生に気づきました。
購入後なら電力会社に抑制の発生状況を連絡します。
連絡すれば電力会社の方で現地で抑制発生状況を調査してくれます。
調査の結果、抑制が見られたらパワコンの制定値を上げる等の対策が取れます。
これで、ある程度抑制が改善されます。
私はこの方法で抑制が改善されました。
まとめ
電圧上昇抑制は酷いところでは発電効率が10%も低下する場合があり、馬鹿に出来ない問題です。
購入前なら抑制が発生しにくい地域や対策を取っておきましょう。
また、購入後は発生状況を確認し問題が見られたらすぐに電力会社に連絡して改善しましょう。
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